Father Bear Comes Home
洋書版 「父、帰る」
漁師で長く家を離れている子熊のお父さんが帰ってきます。今回はそんなお父さんにまつわる4つのお話。
お母さん熊がクマくんに魚を釣ってきてとお使いを頼みますクマくん。が川へ行くとそこにはフクロウがいました。フクロウにお父さんが帰ってくる話をして、自分がお父さんになったつもり、海にいるつもりになって釣りをします。何が釣れたかな?
クマくんはお父さんが帰ってくるのがうれしくてしかたありません。友だちの鶏に「ひょっとしたら人魚を連れてくるかも」とつい口走ってしまいます。一緒に家に向かう途中でアヒルとネコにも会い、その度に人魚の話が膨らんでいきます。家に着くともうお父さんが帰ってきていました。人魚の話はどうなっちゃうのかな?
クマくんのしゃっくりしはじめます。友だちのフクロウ達が知恵を絞りますが、なかなか止まりません。新聞を読んでいたお父さん熊が「うるさくて、読めないだろう。騒がしいくしているのは誰だ」と唸り声をあげます。お父さんキレちゃったの!?
お父さん熊、お母さん熊、クマくんは友達たちと川へピクニックに行きます。そこでまた、人魚の話がでます。もしかして彼らは人魚に出会えるのかな?
レベル
入門 < 初級 < 初ー中級 < 中級 < 中ー上級 < 上級
読むヒント
62ぺージ。絵も多く、基本的な語彙と文法による易しい英語が使われています。良い意味で教科書的で穏当な英語です。4つのお話がありますが、すべて何らかの形でお父さん熊が関わってきます。
とおるメモ
Else Holmelund Minarik 著の人気シリーズです。前回は子熊とお母さん熊のお話でお父さん熊の出番がありませんでしたが、今回はお父さん熊のエピソードが中心です。お父さん熊が帰ってくる、そして家にいるのがうれしくて仕方ないクマくんの様子がよく伝わってくるお話です。
人魚のエピソードは、ネタが人魚だけに尾ひれがついちゃたんでしょうか(笑い)
*この本には邦訳があります。