Detective Dinosaur Undercover (I Can Read Level 2)
Dinosaur刑事が挑む3つの謎。今回のキーワードは ' under ' です。
ある日、Tyranosaurrus署長から「君にUndercoverでやってもらいたい件があるから来てくれ」と電話がきました。署長に言われたとおりに準備していきますが・・・。
Dinosaur刑事が事務所で昼寝中,何か恐ろしい物に追いかけられる夢を見ます。自分の叫び声で目を覚ましましたが、なんと自分がかぶっているブランケットの下に、夢で見たような何かが動き回っているではありませんか! 叫び声を聞いて駆けつけた仲間たちと、それを捕まえようとしますが・・・。
とても天気の良い日に、Dinosaur刑事と警官のPterodactryがパトロールをしていた時のことです。ちょっとした買い物をしようと、果物屋さんに立ち寄ちよりました。Dinosaur刑事がふと店の外を見ると,なんと雨が降っています。その事をPterodactryにいうと「こんな晴れた日に,あり得ませんよ」といわれ、思い直して店の外にでてみると、頭の上に水が降ってきてずぶ濡れになってしまいます。この謎の真相はいかに?
レベル
入門 < 初級 < 初ー中級 < 中級 < 中ー上級 < 上級
読むヒント
約48ページ。このシリーズの他の2冊と同様で、英語もシンプルで絵も多く読みやすい。ただし、第1話では 'undercover ' という語がキーワードになっていて、それがやや引っかかるかもしません。ちょっぴりネタバレになりますが、少し解説するとー
ミステリーや刑事物で出てくる場合、'undercover ' という語は”内密の,秘密の”といった意味で使われます。”内偵捜査、覆面捜査”ですね。
「underー下の」+「coverーカバー、覆い」=「カバーの下の」→「秘密の,内密の」
という感じです。
Tyranosaurrus署長は「内偵の仕事」を頼んだのですが、Dinosaur刑事はそれを勘違いして、いろいろな物で自分をカバーしちゃったんですね。
話自体には関係ありませんが、第2話は ’ブランケットの下’が、第3話では’お店の軒下’が事件現場になっていて、実は ’under'が隠れたテーマだったという訳です。
とおるメモ
James Skofield 著。Detective Dinosaur シリーズ の3冊目。人気のある作品なのですが残念ながらこれが最後の作品のようです。わかりやすい英語、テンポの良い話の展開、ただ易しいだけで無く、シリーズ第2巻、3巻はそれぞれ3つの話に、さりげなく共通したテーマを盛り込むなど、とても工夫が凝らされています。入門レベル~初級レベルへの橋渡しに、イチオシといっても良いくらいおすすめのシリーズです。