Richard Scarry's Watch Your Step, Mr. Rabbit! [32P]

 Mr,Rabbit が新聞を読みながらやってきます。気づくと足が工事中の道にはまり込んでいるではありませんか!動けなくなった Mr,Rabbit を助け出そうと、周りのみんながいろいろやってみますが、なかなかうまくいきません。Mr,Rabbit はどうなっちゃうの?

 Richard Scarry 著 32ページ。カラーのイラストがふんだんに使われていて、文章自体は1ページに1~2行くらいの絵本。洋書を読み始めたばかりの入門レベルの方におすすめです。

と言っても、結構難しい単語・言葉も使われていて、 ”squirt"  "scoop"  なんて単語は知らない方もいるかもしれません。でも、話の流れとイラストで何となく意味がとれると思います。辞書に手を伸ばしてもいいですが、洋書を読む際のアドバイスでよく言われる、「前後の文脈で意味を推測して読んでいく」という感覚を磨くには、「辞書で調べて、カチッとした意味を当てはめて理解する」とは対極の「何を言っているのか、何となくだけど分かる」という、曖昧というか、ぼんやりと言葉に触れていく経験をたくさん、たくさんしていくことが必要です。それにはこういうやさしい言葉で書かれた、イラスト満載の(絵)本は最高の素材です。

Mr. Rabbit は”歩き新聞”でトラブルになってしまいましたが、それでも懲りてないようでしたね。私たちは”歩きスマホ”や、”歩きポケモンGO”にはくれぐれも気をつけましょう。

Richard Scarry は子供向けにたくさんの作品を書いています。ノリが合うなあと思ったら、彼のほかの作品も読んでみるといいと思います。例えばー

 

The Best Mistake Ever! and Other Stories (Step Into Reading. Step 3 Book)

 

この本はほんのちょっぴりむつかしくて、入門~初級レベルくらい。いづれご紹介する予定です。